壁-クロス−隣の家の騒音、木造アパート
壁-クロス−隣の家の騒音、木造アパート
家といえば、住宅といえば内壁は基本、クロスだと思います。クロスと言っても、Cloth(クロース)布の壁紙ではなく、ビニールクロスという特別なビニールで できた壁紙のようです。
はじめは、このこのクロスが壁だと思っていました。
普通、アパートに住んでいれば、壁なんて壁紙=クロスを剥がして見ることなんて自爆行為すぎてできませんので、やったことないと思います。
そういうことは古い日本家屋でとことことんやってみてください。
だいたい、子供がいれば、クロスなんて汚れる剥がれる、剥がされる、そんなことを気にしているような親は精神がもたないと思います。
とにかく、障子のように破けて当然、破れたら補修する、汚れたら張り替えればいいはずのもので、そんなこと気にするようなものではなかったのですが、、、
時代は流れ、超不況期になり、神経質すぎるように人の心はますます神経質になり、子供の汚れさえ気になるようになって、よく騒いでいます。
そんなことを言っても、所詮はクロス、紙のようなものです。また、クロスというシートが張ってある下はたいてい、石膏ボードという、まさしく、厚紙と石膏でできた、 人形の家のような材質でできています。
この板はなんのため、防火性能が高いという性質があるようなのですが、子供や犬が上に乗っただけで、パッキリと割れてしまいます。反抗期になったら、多分、今までの恨みを晴らされるがごとく、 ワンパンで壁は穴が空きます。そんな脆い、脆弱な材質で異様に割高な日本の住宅が作られているのには意味がわかりませんが、1枚千円くらいからでしょうか。
壁といっても、たかが千円の石膏と紙の板の上に紙が貼ってはるだけです。
これがまた、困るのが、アパートの場合、いいところはちゃんと何かしらの防音対策があるかもしれませんが、隣の家との境界の壁なんて、どうするんでしょう。
よくある、人が立っている感じが壁越しにわかる、、なんて言いますが、
ただたんに、石膏ボードを二枚両側に貼り付け、ビニールクロスを貼っただけの壁では、ダンボールのような感じがしてなりません。
断熱材も外壁との境界には入ると思いますが、内壁ではあまり意味がない気がします。
ここの防音まで考えて木造アパートなんて作るとは思えません。そういうわけで、木造の連棟式住宅、長屋式、テラスハウスなんていうものは賃貸にしておかないと、 困ったことになります。
分譲でかったはいいけど、、、たまりませんね。
もしも、となりの騒音がうるさかったら、目には目を、刃に刃を!ではないですが、同じ音を出して合図してあげると、隣の人も気がついて、すぐに辞めることでしょう。
アパートの壁なんて、ノックするだけで、となりに響くとおもいます。
感情的になっている子育て中の親でも多少は気がついてくれるかもしれませんね。
でも、やりすぎは禁物です。効果がなくなり、自分の身に危険が及ぶかもしれません。
今の時代、安心は禁物です。何かあればすぐに公共の治安維持機関に連絡して来てもらってください。ようするに、トラブルは警察に任せましょう。 安全なんてものはバブルとともに消えたような気がします。
しかし、住居費が最も高く、不動産金融が主流の経済システムがメインのこの国で、もっとも多用される壁、それがクロス壁です。
なにせ、安い!それが一番の理由です。
安さこそが一番、そして経済を循環させていく、それだけを考えて突き詰めていくと、とにかくクロス壁がいいことに気が付きます。
ただ、クロス壁もいいものも出ているようです。メーカーにもよりますが、最安値のグレードでも、まるで塗り壁のごとくの見た目をしたものなどもあり、これはとてもいいです。
しかし、ハリボテに形容されるがごとく、中身が空洞のような住宅の場合には、見た目以外には、やはり紙程度の役目しか果たせません。
特にそういうものが普通なので、あえてこれがひどいものでも安いものでもなく、普通のものです。一般的な住居にはクロス壁が一番です。
また、柔らかいクロスはよく伸びて手触りがいいですが、爪が当たるような場所ではすぐに剥がれたり削れていきますし、硬いクロスは爪でひっかいてもびくともしませんが、縮むことにより、クロス同士の継ぎ目が裂けてきます。これはいたしかたないことです。
とくに地震が多いこの国では、珪藻土で塗っても振動ですぐにヒビが入ってもそれは仕方ないことだと諦めていくのと同様に、クロスもまた経年劣化としてあきらめるものです。
そういうもので別に賃貸でも普通にクロスが傷つくのに文句を言う所有者はそれが本当に妥当なのかということを専門家に相談することも1つの手です。
ただ、とにかく、床だってフローリングなどと言われますが、脆いものです。こういう脆い、柔らかいものだらけの住居がこの国の家の材質ですので、そこを装飾品のように小綺麗につかうというのは無謀な話です。築1000年のお寺だったら、綺麗に使いますが、触らない、何もない、磨くだけ、ですので、生活する場とは違います。
綺麗じゃなきゃ気が済まないのもほどほどにしていけることがこの国で生き抜くコツでもあるかもしれません。