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窓の多い家ほど寒い!

窓の多い家ほど寒い!






当たり前ですが窓が多いほど寒いです


就職氷河期という氷河期は突入してから、もう数十年経ちますが未だに抜け出す気配がありません。

もう氷河期が当たり前の状態でUP,DOWNを繰り返し、またさらに下がっているような感じで本当の氷河期と似たような動きを示しています。

それにしても天候の氷河期の方も気になるところで、数十年に1度の寒さという言葉が頻繁に毎年きかれるようになってきました。

1000年に1度のことであっても起こることは起こる、自然現象は不可避で人の力は及ばないものです。

そんな寒い時代において、あるはやりがありました。それは窓の多い明るい家がもてはやされる時代があったことです。

一斉に、戸建て、マンションにかぎらず、賃貸も窓が多いほど需要があるという時代がありました。

それは都会の話です。

北国では当たり前のように二重窓や断熱を再優先していました。

それが、都会は。。。

昔、窓のない家に住んでいました。

おかげで冬でも暖房要らずです。

その後、反動で窓の多い家に引っ越しました。

そうしたら、天候がめちゃめちゃ寒くなってきました。さらに場所も寒い地方へ引っ越したので余計に寒いことになりました。

窓、それは寒さを感じるための設備です。

光と引き換えに寒さを得ます。

たしかに温室だったら光を優先して四方八方がガラス張りの方がいいのですが、人間は光合成はしません。

光をみないと病気になる?ビタミンDを取り込めない?

そんなことよりも寒い。寒さのほうが重要です。

確かに昼間に電気をつけない家があるのが不思議なくらい窓のない家に住んでいました。そのため、明るいことは凄いと思います。

室内で植物が育つことを知った時は感動しました。

光って凄いと。。。

しかし、冬は寒いのです。光を通して熱を通さない。

そういう障子のような窓ならいいのですが、窓ガラスは冷たくなり、サッシは熱を通しやすいアルミ。

さらには、レールには排水用の隙間があいていて、外とつながっています。

これらをそのままつかっていたら、たちまち凍えてしまいます。もしくは暖房代が仰天の数字になります。

はじめての冬には疑いのあまり電話確認をしました。

そんな寒い家を渡り歩いてどうにか過ごすものの、寒い窓ガラスには対処が必要だと分かりました。

防犯フィルムであっても実は断熱が少し上がります。

ガラスはほとんど石と同じで冷たくなります。

フィルムはプラで熱を通しにくいです。

こういうことを利用したのが、農業用ビニールハウス。

農ポリとよんでいるのですが、昔はガラスのハウスがメインでした。農ポリが開発されてから、劇的に変わったということです。

なにせ断熱性が高く、1mmなくても物凄く高い断熱性能として働くようです。

農業界は、最近できるようになったことがなにせ多いようです。緑色の支柱だって、出てきたのは最近で、安くなったのはさらに最近で、それまでは竹が メインでした。

考えられないですが、確かに家庭に緑色の支柱が導入されたのもある年代からだったと思います。

そうじゃなくて、プラなどの合成化学の素材は日々進化しています。

こういうものを利用すると、窓も暖かくなるというものです。

ポリカという素材もあります。

塩ビのようですが、塩ビの波板とポリカの波板を比べると、

塩ビは野球のボールが当たると割れてしまいます。ポリカは金槌でがんがんたたいても壊れないという実験がありました。

また、ポリカは燃えにくいといいます。

こんなスーパー素材や、他にもプラなのに屋外の床板なりうるような耐久性のあるものまであります。しかも、鉄のように重いプラです。

実は、空気層があるポリカのボードを窓に使えば、断熱ばっちりじゃないの?

って、思います。抵抗があるっていっても、頑丈ですし、いいと思うのですが、流行りません。ポリカは高いのです。

また、ソリッドなポリカを使うわけにはいかず、ウエハースのようなポリカを使うとすると、半透明、不透明となります。すると、窓としては 魅力がなくなってきます。

そうなると利用価値がさがります。






窓はエコじゃない?


窓を作ると照明が少くて済む?

つまり、電気代が節約できます。

かわりに、冷房代と暖房代が増えます。

電力問題で話題になったのですが、夕方のピークや冷房のピーク時に電力不足になる可能性が高いそうです。

つまり、照明より冷暖房が電力消費が多いということです。

LED照明などもありますし、発熱灯から蛍光灯へ変えるだけでも断然電気は減らせます。

光熱費なんていいますが、基本、熱費といったほうがよく、冷暖房代というのが正しい言い方かもしれません。

お湯も調理も電気にする家があります。さらに電気代が増えます。

照明の電気代なんて取るに足りません。

果たして窓の明かりはエコにつながるのでしょうか?



昔の日本建築には窓ガラスは無い!


当然、ガラスというのは近代文明の発明であり、日本で昔からあったはずもなく、近代工業においては日本のガラス製造技術は凄まじく、研磨技術などの 繰り返し作業、精密さなどの利点において世界に類まれな優位性を示すことができたのですが、

窓ガラスというものを発明することはありませんでした。と、思います。

お城を見ても、窓ガラスがはまった窓はありません。穴です。

窓はあります。しめることも出来ます。

雨戸というものが近いです。よくある昔の古い、木造家屋の雨戸が木製で重たいものですが、ああいうものがあったと考えられます。

寺院などでは今でもそういう方式だと思います。神社仏閣でお堂が全面ガラス張りになっていたらびっくりですね。
ではさぞかし寒かったことか??


昔の住居はたて穴式住居で、まさしく、半分地下でした。

その頃はカベは木の皮か、板か、藁、茅で、屋根は茅葺きでした。

これでは隙間風、地面からの寒さがひどすぎて寝れたもんじゃなかったんじゃないのか?

いや、それは違うかもしれません。

もちろん、温暖な場所に住むという前提で、

地面は地熱というのがあって、冬でもまだ夏の頃の残りの熱があったりします。

さらに、囲炉裏という、直火の暖炉があったわけです。これで膨大な熱量を地面に蓄熱できれば、朝まで床暖房が完成です。

燃やす燃料は森に入れば、無数に小枝が転がっていて、拾ってさえいればいきていけたわけです。だからこそ森は命のめぐみとも呼ばれたわけです。

すでにカベがどうこうという以前にあったかそうですね。

屋根は茅葺きなんて草じゃないか?いや、50cm以上はある空気の層ですから、間違いなく今の家より温暖です。

すると、隙間風のはいる、玄関も密閉できない扉のカベはどうでしょう???

おそらく、どう頑張っても外と一緒だったでしょう。

となると、ほぼ屋外です。ただ、屋根があって雨がしのげて、地熱を利用して凍えることはない。

そうなると、屋外と同じでも寝れたのかもしれません。

案外、今の住宅も凄い性能がいいようにいっていますが、カベなんてほとんど意味がないような気がしたりもします。

カナダは冬場−40度以下になります。

そういうところと、日本の平野部の冬では違います。同じようなコンセプトでカベが作られているとは考えにくいです。

日本の一般的な木造のカベは、

木の薄い板と、ワタのようなものと、薄いモルタルの層のような感じでしょうか。。

これじゃ、隙間はないとはいっても、熱容量が少なすぎて外気の膨大な冷気に取り囲まれたら、

カベなんてあってもなくても寒気がするはずです。

やっぱり、寒冷、オーロラが見えるような国の家を建てない限り寒いと思います。

ログハウスやカベが30cmくらいあるとか、凄いものがあります。

たしかに、30cmのカベなんて、、普通は10cm、13cm?中味はすかすかしています。

発泡剤を詰める住宅もあります。あれは魅力的です。

鉄筋コンクリートはこういう時有利でしょう。一応、しっかりと断熱してくれます。



1ルームの部屋が無数に集まっている巨大なマンションに家族であっても一人1部屋づつ暮らすのがいい。


頑丈で防音がしっかりとした1ルームの鉄筋のマンションに4人家族なら、4部屋くらい1ルームを一人づつ持って隣り合って住むというのが いいような気がします。

子供が部屋がほしい。プライバシーが欲しい、独立心を養いたい、、、そういうことを全て解決してくれます。

子供がおとなになっても、独立しても、老齢になってもいつまでも住み続けられます。なんということでしょう。

こういうユニット型の住居ができたらいいなと思います。

いちいち、面倒がなくなります。

そうはいっても仕事で転勤しないといけないなどあります、それでもベースの家はあるといいですね。

しかし、100年住宅でも配管が傷んだらだめになるそうです。

配管がコンクリに埋め込まれているのはどうしたらいいのでしょうか??

それでも、もつことはもつのでしょう。

どうせ、密集するならみんなでオフィスの上に住めばいいのに、学校も作って、小学生から段々上の階に進学していって、 大人は上の方のオフィスで働く、といってもお客さんも同じフロアにいる、いや、むしろ、子どもたちの世話をするのが仕事で、 仕事に出ている人の子供の世話をすることが仕事になっている人の子供の世話を見ることが仕事です。

ということで自給自足、通貨経済、金融を排除した生活になります。

つまり、離れて非効率的に暮らしたほうが、いや、そうしなければ、今の経済システムは回っていかないようにできているので、 わざとそうしているのだということに気が付きます。

非効率なほどいい。そうしないといけない。

ということでしょう。窓を作ってお金を散財して、どんどん消費を増やして経済を活発にすることがいいようです。

つまり、窓を増やせば景気がよくなる!と言えますでしょうか???