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壁の断熱材−壁があるから温かい?

壁の断熱材−壁があるから温かい?




壁の役割

壁は、外からの視線を遮ったり、構造を強くしたり、物理的に外敵から身を守ってくれたり、見た目をよくすることができたりします。

他にもありますが、寒さから人を守るということも壁の機能の1つです。

といっても、この考え方は近年からのことで、そもそも、古い時代には窓ガラスはありませんでした。

しかし、窓はありました。お城などは、穴があいていてそこから見張りが見張っていたりして、とにかく外ときちっと遮るという感じではなかったとおもいます。

寺院などを見ると分かるように、窓のかわりに障子やふすま、木の雨戸のようなもの、それらが外気と室内を区切ったわけですが、隙間はありますし、とてもすきま風という レベルではないくらい外気が入ってきたと思います。

また、寺院は最高級の建物であって、庶民は茅葺き、板を貼った屋根、壁は土壁で断熱性がたかそうですが、なにせ、入り口や窓などをぴしっとふさぐものが ありません。

また、室内で囲炉裏で火を焚きますから、隙間がないと、窓を開けていないと逆に危険だったとおもいます。

もちろん、屋根というのも茅葺きであったりすると、普通に植物の枝を組み合わせただけですので、風が通るかもしれません。雨水こそ、角度がきついため、浸透 してこないのかもしれませんが、かなりの寒さでしょう。

よくみる、豪雪地帯の茅葺きの家はとても高い天井になっていてそのおかげで、暖かさがキープ出来ているようですが、一般的な人が住んでいる住居はもっと背の低い建物 だったのではないでしょうか?

そう考えると、本当に寒かったのだと思います。今考えると、とても冬を耐えられません。

昔は気候が穏やかだったのでしょうか?

いや、そもそも、穏やかな場所に多く人が集まっていき、寒い所、北風がふきっさらしで当たる場所、例えば山の上の方とかには住まなかったはずです。

それが、近代の建築技術の発達と土木技術の進歩により、どんな山の斜面にも家を建てられるようになり、街から近い場所にある、山という山は全て削られ、 家が建てられていきました。

そうなると、本来、同じような地域でも、標高が高い、北側斜面などの理由で寒くてすまなかったような場所であったところも、 住宅地として使われています。

ここで壁のテクノロジーが重要となってきます。

壁は本当はとても精巧なものである必要があります。

もちろん、窓もです。北国の窓ガラスは昔から二段階構造になっていたりしました。

壁ももちろん、分厚く暖かく作られていきました。

しかし、都会に近い場合、窓ガラスが二重なものは珍しく、省エネとかエコとかいう理由で二重窓があったりしますがほとんどは1枚のガラスです。

また、壁は都会に近いという理由で温かいだろうと思われたのか、最小限の断熱構造になっている気がします。

もちろん、建設コストが安くなればそれだけ安く買えるのでいいことなのですが、、、

ただ、きついときがあります。

それは、同じ地域でも小高い山の上の家と、低地の家とでは寒さが違うということです。

寒さとは難しいものです。少し場所が違うだけで温度が違うものです。

家もたとえ、断熱材が入った壁があるとしても、同じ構造の壁の場合、寒い場所に建っている家とあまり風が抜けない場所とでは全く寒さが違います。

これを考えて、壁が考慮されていればいいですが、通常はそんなはずはなく、どこでも同じ構造です。