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壁と窓のバランスのよい配置

壁と窓のバランスのよい配置




窓が多ければいいわけではない!

よく家の雑誌などで、設計の要望でとにかく窓を多くしたいという希望が目立っていました。

自分も思わず窓をできる限り多くしてほしいと思ってしまいます。

全面窓でもいい。つまりガラス張りの家です。

それは冗談で家なんて建てられないので妄想の域ですが、部屋を作る時に、一体窓は何面に設置できるのでしょうか??

四面?

それは入り口がなくなります。1部屋だけの離れのようなものであれば可能そうです。

3面?

それは棒状に伸びた場所にある部屋であればできます。

2面?

角部屋であればできます。

アパート、マンションを見てみればわかるように、角部屋で2面、普通は1面です。

普通は、外側に面した1部屋以外には窓はつけられません。3LDKのマンションを買ってもリビング以外の部屋には窓がつけられないのです。

角部屋であれば2面が外気に接しています。

だから、でしょうか?窓に対するあこがれ。

しかし、ほんと、この国の住宅事情ってつらいです。3LDKなんて賃貸にしたらものすごい値段がしてしまいます。

ものすごい地方で一軒家の貸家などでないかぎり、とても高い値段がしてしまいます。そして、購入したほうが安くすみますが、 冗談ではないというくらいに企業が安定しない現代の不況のようでは、借り入れ返済などはかなり厳しい条件です。

また、安定した企業へ雇用されることでそれが得られると言っても安定するほど巨大な企業は固定的にかかる出費が激しく、企業自体が危機にあったりもします。

そのため、海外へ利益を求めたりして、国内はもとよりかなりの確率で世界も含めて、遠くへ転勤となることが多くなりつつあるような気がします。

つまり、働く場所により住処を変えるか?といっても、結局、子供が高校などに入った時点で現実的には、それも無理になってきます。

そうです。受験して受かった私立高校をあえて辞めさせて転居させてどこかに編入させるのか???

ほんとうは小学生でも高学年くらいからは、引っ越しは強さを鍛えることも有りますが、人間関係を地元に形成することが難しくなるのであまりいいとは思いません。

しかし、時代は変わろうとしているのかもしれませんが。。。

そこで、住居を買い、単身赴任というのが多いスタイルだと思います。

しかし、買ってからすぐに単身赴任になるくらいだったら、嫌です。そう考えると、あまり住宅の購買意欲なんてなくなってしまいます。

企業が国内で需要がなくなることは経済全体への影響度がめちゃめちゃ大きいことが分かります。

それはさておき、



窓が多すぎると不便?


とくに戸建住宅にするとほとんどの部屋が角部屋になります。2面は窓がめいいっぱい設置できます。

しかし、もし、足元から広がる大きな窓をつけたら、かなり使いづらいかもしれません。

もちろん、こういう足元から2mくらいまである窓(掃出し窓と呼ばれているようなものです)は、二回にはベランダがないところでは開けた瞬間に 落ちてしまう危険があるので、1階にあることが多いと思います。

胸より高い位置にある窓は、その面には壁と窓があり、壁の割合が多いのであまりきになりません。

しかし、窓だけの面が2面もあると結構不便です。

なぜか?


壁には大事な役目があると思います。

あつさ、寒さ、防音、そういうこともありますが、

寄りかかってだらーっとしたい!!

そういうことがあります。

これって、特有のことなんでしょうが、1ルームの一人暮らしアパートなどではわかると思いますが、部屋が狭いと、とにかく、背もたれをもったソファーを設置することさえ 難しいことがあります。

普通、子供部屋のようなところではおけません。

ベッドと机を置いたら終わりです。ベッドのうえにのって壁にもたれかかるのがベストだと思います。

ほんと、これって快適です。

これを考えていないと、窓ぎわにベッドを設置するはめになって、よりかかれないし、窓から冷たさが伝わってくるし、、、、

いいことはあまりありません。

つまり、ベッドには壁が必要だと思います。