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外構の壁(塀)-ブロック塀−DIYの作り方で基礎を作り塗装もできるのか?





外構の壁(塀)-ブロック塀−DIYの作り方で基礎を作り塗装もできるのか?



一般的な塀といえばブロック塀、ブロックと言えば塀、という言葉がセットになっていて、とにかくブロックで塀はできているものだと思い込んでいます。そういう風に思わずに入られないくらい、世の中がブロック塀だらけでした。

とくに、高度経済成長期から頻繁にブロックが使われるようになりました。

これは軽い、安い、穴が合いていて鉄筋が通せて使いやすい、といういいことがあったからです。

とにかく、ブロック塀のブロックはそれ自体が特別な存在で、色々な所におもりとして登場したりもします。もっともシンプルなあの形のものです。

色も最初は綺麗ですが、じきに薄黒くなり、劣化してボロボロになっていき、最後は手で空手のようにしても割れるくらいにもろくなります。

なんでこんなもので塀なんか作るんだ???という疑問にかられますが、たしかに、ふるいブロック塀は石でひっかいたらぼろぼろと削れていきます。

モルタルでできているわけですが、コンクリートは100年持つんじゃないのか??と疑問に思います。

しかし、何か化学変化で分解が進んでいるのでしょうか、、ボロボロになっていきます。しかし、今では素材が変わり、いつまでもカチカチのブロック塀もあります。

これは昔のあの一般的なものとは違うのでしょう。そもそも、ブロック塀のブロックはモルタルの中に発泡させてできた気泡があり、空洞がたくさんあります。あれはやはり、家の構造の鉄筋コンクリートとは異なる性質があるのでしょう。

軽くすることを目的にしているわけでして違うようです。しかし、重量ブロックというものもあり、普段見る軽量ブロックとは一回り大型の重たいブロックもあります。

こちらは、高い塀を作るのに適しています。また、耐久力もかなりあるようです。



色のついた石が色をつけたセメントに混ぜてあり、さらに、模様のついた型枠に流しこんで成形したコンクリートブロックだと思います。

美観にこだわったブロックです。
レンガのような材質に見える色付きのコンクリートで作ったブロックを積んでいます。



以前、地震が少いという国に出かけた時に、ブロックでビルを作っていました。

平屋なら分かりますが、ビルです。

3,4階なら分かりますが、数十階建てです。

こんな無茶よく出来るな、、、と、ビビったものですが、日本のガイドの人と笑い話をしていました。そこではその構造で一番いいということで、シロアリにも強くて最高だということのようです。

たしかに、ビルの数十階の位置までコンクリートを流しこむのは大変ですが、ブロックであれば、いざと慣れば、手作業でモルタルをこねて、その階で積んでいけてしまいます。

ピラミッドじゃないですが、そのように徐々に高さを上げていけばいいということのようです。

しかし、そういうところも、めったにないですが、地震が起きます。かなり直下型で大きいのが来ることがあります。そういうときには被害も相当なものだったようです。


DIYでブロックを積むのは予想以上に大変!


かりに、ブロック塀で塀を作ろとすると、ものすごく大変です。実はとても技術もいり、まっすぐにするには初めての人ではできないといいます。

しかも、一度きりの作業で、それがずーっと残ります。そういうわけで、とても未経験者が1人で塀を作るのは危険です。

また、安全性も大事です。

そもそも、ブロック塀は、見えないところで、地面の中にコンクリートでできた基礎、土台となるものがしっかりと埋め込まれて作られています。ここから鉄筋を出して固定して、それをブロックに通しながらモルタルで固めて、積んでいくわけです。

これをやらないと、とても重いブロックの固まりが、人に向かって倒れてくることになり、怪我をすることは避けられなくなってしまいます。

ちゃんと、強烈な地震が来ても耐えられるように作っているわけです。

それでも、倒壊するものもあるくらいですので、高さのあるブロック塀はDIYでも作らないほうが賢明です。

また、基礎という、地面の下を堀り、鉄筋をはって、コンクリートを流し込む作業が必要になります。これは50cmくらいの針金のようなフェンスを軽く留めるだけのブロック1段の塀でも、しっかりと地面の下に突き刺さっています。

この基礎の部分はかなりの容積があり、単純にこの部分のコンクリートを手作業でこねてみると考えてください。

?kg、いや、トンでしょう。。そんなものをやって、休みの日の次の日にまともに仕事ができるでしょうか???

業者だったら、機械でセメントを練ったり、ミキサー車を呼んで作るのですが、プロでさえそうやっているのを手作業でやろうなんて、少し、無謀すぎると思いませんか??

そう、考えていくと、確かに高い外構工事がそれなりの値段なんだなと納得できるような気もします。

また、ブロックを諦めて、海外の腐らない木を使って塀を作ることも簡単な方法です。また、一部に既成品のルーバーフェンスなどを使えば、簡単で、補修も取り替えも楽なので、現実的なものになってきます。